なぜ、私たちが「イキハタ・カフェ」を始めたのか。
私たちの出発点というか、根底にあるのは「考える文化を広めたい」という思いです。
たとえば、何十年か前ならば「こうやって生きていれば間違いない」「これで普通に幸せになれる」というある種のメインストリームがあったように感じます。
わかりやすいところで言えば、「いい学校へ行き、いい会社へ入る」ということもそうでしょうし、その会社で勤め上げることであったり、適齢期には結婚をして、子どもを持って……というような “メインストリーム的な生き方”があったと思います。
でも、そういった「確かな生き方」はいつの間にか消滅して、よくも悪くも不確実で、多様化された時代がやってきました。

そんな時代を生きていくには「自分なりの幸せ」「自分なりの豊かさ」をそれぞれが再定義しなければならないのではないか。
“再定義”なんて言葉を持ち出すのが大げさだとしたら、せめて「自分の幸せ」や「豊かさ」について、じっくり、たっぷり考えることが必要なのではないか。
そう私は思いました。
もちろん一人でも考えることはできる。
でも、より深く、より楽しく考えるには、誰かが発する「いい問い」があったほうがいいし、「いい相手」がいて、「いい場」があったほうがいいのではないか。
そんな思いから始めたのが「イキハタ・カフェ」です。
「イキハタ・カフェ」には、年齢や選別、職業、価値観など、さまざまな人が参加してくれますし、そこで持ち上がるテーマもさまざまです。

自分の人生や仕事の悩みを語る人もいれば、社会問題、時事的なニュースについて話始める人もいます。
趣味について、余暇について聞きたがる人もいれば、本や映画、音楽について興味深い話を聞かせてくれる人もいます。
私たちが(そして、あなたが)抱える悩みや課題は、すぐに解決できるものではありません。しかし、そのテーマや題材について、立ち止まり、じっくり考える時間はかけがえのないものです。
そんな時間や場所を「安心できる形で」提供することが「イキハタ・カフェ」の一番大事な目的だと考えています。
~安心のイキハタ・カフェのルール~
- 詮索しない
- 批判しない
- 怒らない
- 個人のプライバシーを尊重する
- 楽しむ
- 見聞きした話を他で話さない(SNSも含めて)
参加者の声

- マジメに話す機会って案外ないので、新鮮で、楽しかった。(20代女性)
- 初めて会う人なのに、こんなに親密に話せるなんて意外だった。(30代男性)
- 自分が悩んでいること、迷っていることを話したら、少し頭が整理された。(30代男性)
- 「誰に相談したらいいかわからない」ということを話せる場になったのがとてもよかった。(30代女性)
- いろんな業種の人と出会える機会として有益だった。(40代男性)
- 家族や友人と話すのとも違うし、会社の同僚と話すとも違う。そういう独特の心地よさがイキハタ・カフェにはありました。(30代女性)
イキハタ・カフェは企業内研修でも実施しています

新入社員研修、企業の関係性を高める研修の一環としても実施
- 自分が普段感じていた悩みや不安を話す機会が持ててよかった。(IT関係、新入社員)
- 同じ職場で働いている者同士だからこそ、普段は話しにくいことがたくさんあるので、イキハタ・カフェのような機会を定期的に持つことがとても重要だと思いました。(製造業 主任)
- 自分の思いを語る場というのは、日常ではほとんど皆無で、それが職場の人間関係を悪くしているので、今日は話をすることができてよかった。(流通業 マネージャー)